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Dairy

意:酪農。有用な植物を栽培し、動物を飼養する農業の一環。狩猟採取型から食物生産型へと変化したのを産業の曙とし、19世紀末以降の機械化と肥料合成を機に飛躍的に技術が発達したとされる。
資本主義の拡大に伴って酪農や農産物も「開発」「経済成長」を重視した「商品」になり生産/消費のサイクルが速まった。山を切り開き、コントロールのために品種改良を繰り返し薬剤などを使用してきたが、それらは従来の自然の秩序を蹂躙することでもあった。これにより動物を宿主としていたウイルスの突然変異が引き起こされる例も後を絶たず、コロナのような疫病もそのひとつと考えられる。また環境汚染などにも繋がると問題視されてきた。

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